古代米の手植え体験と鳥海地域散策事業がさきがけ新聞に掲載されました
6月3日(木) 秋田さきがけ新聞 朝刊26面より




古代米の苗、手植え
教養大女子学生10人 住民と親睦深める

 
由利本荘市の鳥海地域に伝わる民俗芸能「天神あやとり」の普及に取り組む国際教養大学の学生らが29日、住民の招きで同地域を訪れ、古代米の田植えに挑戦、稲の手植えを通じて天神あやとりを生んだ風土に親しんだ。
 訪れたのは天神あやとりの紹介を通じ、本県に眠る資源の掘り起こしと活用を訴える「AIU秋田応援団」の女子学生10人。同地域の有志でつくるボランティアサークル「山鳩」の事務局長 佐藤定樹さん(50)が、県内で幅広く活動している同応援団を知り、地元で交流を持とうと呼び掛けた。
 学生たちは、伏見集落内にある佐藤さん所有の水田に着くと、はだしや長靴で早速手植えに挑戦。JA秋田しんせい上伏見集落支部メンバーの指導を受け、丁寧に苗を植えていった。
 1時間余りの田植えを終えた学生の表情は、いずれも晴れやか。2年の神洋子さん(19)は「筋肉痛になりそうだけど、面白かった。さまざまな人と交流できるのは、やっぱり楽しい。学生同士だけでは分からないことを学べるから」と話していた。
 学生たちは、地元の女性たちが作った「朴の葉ご飯」やササ巻きの昼食に舌鼓を打ち、その後は法体の滝や千本カツラなどを見学。夜は天神あやとりを実際に披露し、住民と親睦を深めた。
 住民たちは秋に再び学生たちを招き、稲刈り交流を行う予定。自分たちが植えた古代米を味わってもらうことにしている。

(高野 正巳)




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